ニュース表8@2022年05月ふたば保管庫 [戻る]

アメリカ女子サッカー代表チームが“ありがたい”環境でも性差別を訴えたワケName名無し22/04/30(土)18:43:24 IP:111.108.*(enabler.ne.jp)No.4072647+ 14日05:22頃消えます 内田舞 小児精神科医

◆ワールドカップで4回優勝も給与は男子の4分の1

 2017年に火が付き、日本でもその流れが見え始めた#MeTooムーブメント。トランプ大統領の就任や、娘のイヴァンカ・トランプへの批判から生まれたうねりについて、ハーバード大学医学部助教授の内田舞さんはどう見ているのでしょうか。(全2回の2回目/前編を読む)

 本当の意味で男女共に女性の権利主張のサポーターになったのを見たのが、2019年の女子サッカーワールドカップ決勝でのシーンでした。

 2019年女子サッカーワールドカップでアメリカチームが4度目の優勝を決めた際、男女混ざった観客からチームに“Equal Pay!  Equal Pay!(平等な賃金を)”という掛け声がかけられました。
No.4072648+ 掛け声の背景には、アメリカ女子サッカー代表選手28人が男子選手に比べて4分の1の給与しか支払われないことが問題だとして、男子選手と同等の給与を求め、ワールドカップ数か月前にアメリカサッカー連盟を訴えたことがありました。

 男子サッカーに比べて女子サッカーの方が注目度が低く、興行収入もさほど見込めないのではと思われるかもしれませんが、実はアメリカではそうではないのです。例えば2019年の女子サッカーワールドカップ決勝戦は、男女通じたアメリカのサッカー試合史上最高の視聴率を叩きだし、その数字は前年の男子ワールドカップ決勝の倍以上でした。2016-2018年にかけての試合のチケット収益も女子チームが男子チームを上回り、また2019年の女子代表のユニフォームの売り上げはサッカーユニフォーム米国史上最高額を記録しました。

 4度のワールドカップ優勝を果たし、4度の五輪優勝を果たしたアメリカ女子サッカー代表は、商業的にも男子代表チームを大きく上回ったにもかかわらず、給与は男子選手の4分の1にとどまっていたのです。

https://bunshun.jp/articles/-/53960