…No.552322+ いくつかあった“疑惑の判定”の中で大論争となったのが、イタリアのMFフランチェスコ・トッティを退場させた判定だった。1-1で迎えた延長戦で、ペナルティエリア内で倒れた10番に対し、シミュレーションで2枚目のイエローカードを出し、レッドカードを掲げたのだ。 「トッティのレッドカードは最も批判された事件のひとつだったが、ビデオを見ると、韓国の選手が最初にボールを保持している。イタリア人(トッティ)はシミュレーションでつまずき、転倒した。そのため、彼は2枚目のイエローカードを受けた。ルールではシミュレーションではイエローが出される。私はルールを尊重した」 このシーンについてそう回顧すると、「トッティは抗議すらしなかった。不平を言ったのはクリスティアン・ヴィエリとアンジェロ・ディ・リービオだ。選手はカードに抗議しない場合、自分が間違っていたことを分かっているんだ。それが、レッドカードを見たときのトッティの態度だった」と続けている。 |
…No.552323+ただ、後悔している判定もあるという。 「ファン・ソンホンが72分にジャンルカ・ザンブロッタを倒し、(ザンブロッタは)怪我のために退場させられた。それが私が何年にも渡って反省した唯一のことだ。戻ることができるならば、韓国の選手にレッドカードを出しただろう」 エクアドル人の元レフェリーは「私も人間だ。当時はタックルの激しさを誤解していた。これだけは言えるのは、私は特定のチームを有利にしたり、不利にしたりしようとはしていない」と語っている。 それでも自己採点は「8.5点」 また、イタリアのMFダミアーノ・トンマージのゴールがオフサイドで取り消されたことについては、アルゼンチン人の副審の責任だとした。 そして、ミスを認めながらも、このゲームを「私のレフェリーキャリアの中でトップ3のパフォーマンスのひとつ」とし、自己採点は10点満点中「8.5」としている。 |
…No.552324+ 最後に、イタリアが1-2で負けたのは、自分の判定ではなく、監督の采配のせいだと指摘。こう締めくくっている。 「その日、イタリアはミスを犯した。ジョバンニ・トラパットーニ監督は、ストライカーではなくジェンナーロ・ガットゥーゾを入れた。その瞬間、イタリアは試合に負けたんだ」 ほかでもないイタリア紙に掲載されただけに、また物議を醸すかもしれない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部 https://news.yahoo.co.jp/articles/95f7871811f01cbbc81bd23259c2c3c34c70f5fb?page=1 https://news.yahoo.co.jp/articles/95f7871811f01cbbc81bd23259c2c3c34c70f5fb?page=2 |