…No.511619+『ドラゴン桜』で有名な三田紀房節とでも言いたくなるインパクトの強いこのセリフ。マンガでは主人公の覚悟を促すために使われていますが、私はこのセリフを見て、現在の日本社会における「優秀な人のタイトルコレクションによる経済損失」の問題をひと言で表していると感じました。 「医学部進学」という日本特有の勲章 日本は異常なまでの医学部偏重主義が蔓延していると言われています。多くの学校の先生が、成績の良い子にはとりあえず医学部を行かせようとしますし、医学部に進学する生徒数が多い高校ランキングなんかも発表されています。東大理三(主に医学部に進む)にでも合格しようものなら、子どもも親も勲章でも授かったかのような扱われ方をします。 「人を助けたい」という思いから医者を目指す学生がほとんどだと信じたいですが、周りからの評価を気にして医学部を目指す学生がいるのも事実です。そうした学生たちは、漠然と医者を目指しているために、医者ではない道に進むこともしばしばです。そして彼らの中には、次の勲章探しにと、医者にならずに就職活動を始める人たちもいます。 |
…No.511620+僕がゴールドマン・サックスのトレーダーだった当時、デスクの採用担当もしていたので、毎年多くの学生のエントリーシートを読みました。驚いたことに、たった100人しかいない東大医学部の学生のうちの数人が、毎年、ゴールドマン・サックスという一企業に就職を希望しました。 冒頭のセリフにもあるように、医学部で医者一人を育てるには多額のお金がかかると言われています。これには学生が支払う授業料だけでなく、国などからの援助も含まれています。 税金を使って医者の卵を育てても、医者にならずに別の道に進む人は毎年たくさんいることがしばしば問題として取り上げられ、「税金のムダ遣いだ」と言われることがあります。「さっさと退学しろ」と先生が言いたくなったとしても、無理はないでしょう。 |
…No.511621+「ムダ遣い」は税金だけの話ではない これは、税金が投入されている国立大学だけの問題ではありません。 私立大学の医学部であっても、「先生、医学部卒業したけど、僕は外資系金融で働きます」という学生に、「そうか! バリバリ稼いでこいよ!」と言える先生はなかなかいないのではないでしょうか。 せっかく手塩にかけて6年間育てた学生が医者にならなかったときに、「自分の労力がムダになったのではないか」と寂しく感じる。これは、国立私立関係なく同じだと思います。 医者を育てるときに必要なのは、4億円(金額については諸説あり)というお金ではありません。その金額が表しているのは、さまざまな人の労力の集合です。たとえば、学生を直接指導する先生や医療関係者の人件費。テキストや機材などの物の購入にもまた、その生産活動に携わる人すべてにお金が支払われています。 「経済」というと「お金の流れ」だけに目が行きがちですが、重要なのは、お金によって費やされた誰かの労力やその生産物が、社会にとって有効に使われるかどうかです。 |
…No.511624そうだねx2その逆が即戦力志向と早期退職じゃん 経費がかかるから人材育成はしたくない、給与が安く済む新卒はほしい、50代以上はコスパが悪いからクビにしたい 企業はこれをバブル崩壊後ずっと続けてきた |
…No.511627そうだねx2どんなに金稼げても 人生で他人の血や膿や 病気変異皮膚とか見るのゴメン被るわ 臭いとか駄目駄目 やはり高潔な使命感がないと |
…No.511629そうだねx1まあ俺なら医大の解剖実習で間違いなく吐くね そのままPTSD発症して進路変えると思う |
…No.511630+医者は気楽に休めないのが厳しそう 医者が休んで診察が延期になった経験は1回もない |
…No.511631+楽なのあるよ 皮膚科 ペタペタ薬塗ってお終い |
…No.511632+整形外科 老人に電気マッサージすればお終い |
…No.511633+腎臓内科 人工透析の運営だけでお終い |
…No.511642そうだねx1>楽なのあるよ >皮膚科 肛門科は患者の死亡率が低いからいいらしい 小児科や産婦人科は患者の死亡率が高いから避けられている |