ニュース表10@2020年11月ふたば保管庫 [戻る]

「推薦に基づいて」学術会議の条文、拘束力はあるのか?Name名無し20/10/31(土)20:30:48 IP:111.108.*(enabler.ne.jp)No.3843033+ 11日10:15頃消えます  日本学術会議の会員候補6人の任命が拒否された問題で、菅義偉首相は「私が任命権者として判断を行った」と国会で繰り返している。「会員は、(同会議の)推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」(日本学術会議法7条2項)という文言を、どう読み解けばいいのか。任命権者は推薦にどこまで縛られるのか。専門家に聞いた。

 「法令では『○○に基づいて』という言葉は、○○にかなり強く縛られるという意味で使われるんです」

 そう語るのは、元衆議院法制局参事の吉田利宏さんだ。公職選挙法や祝日法の改正など、15年にわたって50以上の法律案や修正案づくりに関わった。「新法令用語の常識」(日本評論社)の筆者でもある。

 言葉は意味に幅がある。そのまま法令に用いると、読む人によって解釈がばらばらになりかねない。そこで法令上の言葉の使い方には厳密な決まりがあるのだという。
No.3843034+ たとえばスピードを意味する「速やかに/遅滞なく/直ちに」という3つの言葉。いずれも「すぐに」という意味だが、求められるスピードでいうと、速い順に「直ちに/速やかに/遅滞なく」となるのだという。「遅滞なく」は、合理的な理由があれば遅れも許される。

 今回の「〜に基づいて」に近い用語には「〜により」「〜に従い」「〜を尊重」「意見を聴いて」などがあると吉田さんはいう。

https://www.asahi.com/articles/ASNB05R1DNBRUTIL01H.html?iref=comtop_7_05