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フェアリーチャリオッツNameレスリングディーヴァ20/10/16(金)22:50:08No.2573+
39年3月頃消えます フェアリーチャリオットとは、森の妖精たちが乗る戦車である。
No.2574+何故”戦車”と呼ばれるのか

     フェアリーチャリオットの発祥は最低でも新日暮里王国時代の古代妖精大戦にまでさかのぼり、妖精たちの住む森を幾度となく危機から救った伝説の兵器として語り継がれてきた。
     しかし、伝承のバリエーションの多さに大してその全容は謎のベールに包まれており、長きに渡って幾多の肛古学に携わる哲学者達の探究心を刺激し、またその頭を悩ませてきた。

     ベールが剥ぎ取られたのは突然のことだった。
     2009年7月14日、ある一人の歪みねぇ哲学者からの投稿動画により人類にその全容が知れ渡ることとなる。
     これらの映像に収められているのはフェアリーチャリオット、それも近年に現役で運用されている姿である。
     (有)ツヨシ工業とおぼしき敷地内において、妖精たちのリーズナブルな移動手段として使用されていることが確認できる。

     
No.2575+その動力源や作動原理などについては未だ解明中であるが、社員一同がクールビズで働く(有)ツヨシ工業にて採用されたことを考慮すると、妖精の精力などをエネルギーとして動作する、人類とは別系統の技術が進化して生み出されたエコカーではないかと見られている。
     
No.2576+ある哲学者は「妖精たちの科学技術は人類に劣っているのではなく、むしろ何倍も先走っている。彼らは必要以上の力(=虚飾)に固執することの愚かさを知るが故、必要最低限の技術しか"使わない"のだ」と熱弁した。
     未だその全容については未知のアイテムであり、今後の研究に熱い視線が注がれる。
No.2577+救われた”戦車”

     そして、もうひとつ我々が熱い視線を注ぐべきことがある。この戦車が平和利用されている点である。
     まず、映像におけるフェアリーチャリオットの雄姿は(有)ツヨシ工業の送ゲイカー兼、新日暮里地区の選挙カーとして運用されている場面から始まる。同社の現代表・木吉カズヤ氏ら一同がケツワレ一丁で逞しい肉体と、爽やかな笑顔による肉体演説を行う様は周囲の注目を一瞬にして奪い去る。
   
No.2578+ 続いて同氏らは業務を開始、フィルムは寡黙に作業を行うホットガイたちの雄姿を鮮烈に映し出す。ここで長髪が特徴的な一人の妖精が水鉄砲でいたずらを始める。それに答えるようにじゃれ合いが始まり、先程の硬派な職場に無邪気な笑顔といたずらの輪が広がっていく。
     そして妖精たちは戯れを終えると、まだ日も沈まぬ内に一糸まとわぬ姿でフェアリーチャリオットに乗り込み退社していく。画面には能天気な「THE END」の文字。

     この「伝説の古代兵器」としての伝承からはかけ離れた姿に、検証に立ち会った哲学者たちの股間に衝撃が走った。会場からは「どういうことなの…」と、どよめきや喘ぎ声が挙がった。
     頭を抱えて黙り込むもの、レスリングを始めるもの、映像を何度も見返し画面に噛り付くもの、トイレに立ち一人哲学に励むもの、その後の反応は様々であった。
     混乱と興奮が収まらない哲学者たちの8.8時間に及ぶ協議の結果、現在のフェアリーチャリオッツに関してひとつの見解が導き出された。

     
No.2579+命あるものを殺すために作られた道具は、妖精たちの哲学により、命あるものを救うための道具として生まれ変わったのだ。
     木吉カズヤの哲学は人類や妖精だけでなく、一両の古びた戦車にすら救いをもたらしたのである。
No.2580+
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本文無し

No.2581+
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>命あるものを殺すために作られた道具は、妖精たちの哲学により、
>命あるものを救うための道具として生まれ変わったのだ。     フェアリーチャリオッツとグリードスナッチャーは真逆の代物
No.2614+
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本文無し