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反権力がウリの識者たちが「検察の応援団」と化す中……Name名無し20/09/14(月)11:12:10 IP:183.76.*(asahi-net.or.jp)No.1054357+
21年4月頃消えます 《河井夫妻事件》反権力がウリの識者たちが「検察の応援団」と化す中、検察捜査への疑念を表明したのが橋下徹氏や堀江貴文氏だという現実 片岡 健
http://www.rokusaisha.com/wp/?p=35713

「安倍政権の敵=すべて正義」という思考回路になっているのだろうか。いま話題の国会議員夫妻、河井克行氏(57)と案里氏(46)の公選法違反(買収)事件に関し、普段は「反権力」をウリにする識者たちが繰り広げる発言を見ていると、そう思わざるをえない。
No.1054358+これまでの報道などを見る限り、河井夫妻が地元広島で大勢の地方政治家たちに金を渡していたことや、昨年7月の参院選の際に官邸から河井陣営に1億5000万円の資金が渡っていたことは事実で間違いないだろう。ただ、河合夫妻は「買収」目的で金を渡したことは否定し、無罪を主張している。であれば、無罪推定の原則に従い、夫妻の主張の信ぴょう性も慎重に検討されるべきだろう。
No.1054359+しかし、「反権力」がウリの識者たちのメディアやSNSでの発言を見ていると、河井夫妻を有罪と決めつけたうえ、検察の捜査が政権中枢に及ぶことを期待する意見に終始しており、「検察の応援団」と化している趣だ。しかも、彼らの発言内容を見ていると、自分で独自に取材などはしておらず、報道の情報に依拠して発言しているのは明白だ。
No.1054361+彼らは普段、「権力は暴走する」だとか、「権力は監視しないといけない」だとか、「現場に足を運ぶのが取材の鉄則だ」などと言っておきながら、自己矛盾を感じないのだろうか。

筆者自身、安倍首相のことは好きではないし、無罪推定の原則を絶対視しているわけでもない。しかし、普段は「反権力」をウリにする識者らがこの事件に関し、事実関係をないがしろにし、「検察の応援団」となって盛り上がっている様子には、正直げんなりしてしまう。
No.1054362+◆事実を見極める目を曇らせるものとは……

この事件に関する著名人の発言をチェックしてみると、普段は「反権力」などと声高に言わない人たちのほうが、むしろ「権力監視」や「無罪推定」といった原理原則に沿った発言をしていることがわかる。たとえば、元大阪府知事の橋下徹氏だったり、実業家の堀江貴文氏だったりだ。

スポーツ報知の記事(http://ur2.link/UqHa)によると、橋下氏は報道番組に出演した際、金を受け取った政治家たちが河井夫妻側の意図について「選挙買収目的でした」と検察の有罪立証に資する証言をし、立件されずに済んでいることを問題視。堀江氏もこのスポーツ報知の(グノシーで配信された)記事に、ツイッターで反応し、橋下氏とやりとりする中で、「正式に司法取引してないんですか、、普通にすればいいのに」(http://ur2.link/oZWJ)などとツイートしている。要するに2人は、暗に検察が違法な司法取引をやっている疑いを指摘しているわけだ。
No.1054363+そして橋下氏は結論的に、金を受け取った地元広島の地方政治家たちの証言の信用性に疑問を投げかけたうえ、「有罪心証報道が先行し過ぎ」(http://ur2.link/THKi)と述べている。刑事事件や事件報道の見方として、きわめて的確な意見で、まったくケチのつけようがない。

翻ってみると、橋下氏や堀江氏は普段、「反権力」をウリにする識者たちから批判的されることが多い人たちだ。そういう人たちがこの事件の検察捜査への疑念を表明する一方で、普段は「反権力」をウリにする識者たちが報道の情報に依拠して「検察の応援団」に化している現実を目の当たりにすると、「歪んだ党派性」は事実を見極める目を曇らせるのだということを再認識させられる。

▼片岡健(かたおか けん)
全国各地で新旧様々な事件を取材している。原作を手がけた『マンガ「獄中面会物語」』【分冊版】第11話・筒井郷太編(画・塚原洋一/笠倉出版社)が配信中。
No.1054364+
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高まる政権不信の反動で……検察OBたちがヒーロー扱いされる異常事態
http://www.rokusaisha.com/wp/?p=35220黒川弘務東京高検検事長の定年を半年延長した閣議決定や、内閣の裁量で検事総長らの定年延長を可能にする検察庁法の改正案をめぐり、安倍政権が検察に不当な介入をしようとしているとの批判が巻き起こっている。そんな中、検察の大物OBたちが法務省に対し、検察庁法改正に反対する意見書を提出し、喝さいを浴びている。実際には、意見書は、高齢の検察OBが過去の栄光をひけらかすなどしている稚拙な内容で、検察OBらしい独善的な主張も見受けられる。しかし、高まる政権不信の反動により、これが素晴らしい内容に思える人も少なくないらしい。それは大変危ういことなので、この意見書の問題をここで指摘しておきたい。
No.1054365+◆有罪が確定していない田中角栄氏の逮捕を自画自賛

意見書に名を連ねた検察OBは、検事総長経験者の松尾邦弘氏ら14人で、取りまとめたのは元最高検検事の清水勇男氏だ。その全文は、朝日新聞デジタルに掲載 https://www.asahi.com/articles/ASN5H4RTHN5HUTIL027.html されているが、大きな問題は2つある。

1つ目の問題は、あのロッキード事件で検察が田中角栄氏ら政財界の大物を逮捕したことを自画自賛するようなことが書かれていることだ。

清水氏は、検察がいかに素晴らしい組織かということを主張するに際し、自分自身が捜査に関わったこの事件の話を持ち出したようだが、実際には、逮捕された田中氏は裁判で一、二審共に有罪とされたものの、最高裁に上告中に死去しており、有罪は確定していない。つまり、本来は「無罪推定の原則」により有罪扱いされてはいけない立場だ。

清水氏は現在、弁護士をしているようだが、自分の過去の仕事を得意げに語る中、ここまでわかりやすく「無罪推定の原則」を踏みにじっていたのでは、弁護士をしていることにも相当問題があると言わざるを得ない。
No.1054366+◆検察OBは自分たちこそ財界とズブズブ

2つ目の問題は、検察が「政財界の不正事犯」も捜査対象としていることを根拠に、「検察が時の政権に圧力を受けるようなことがあってはいけない」という趣旨の主張を繰り広げていることだ。

この主張については、まさしく検察官特有の独善的な主張だというほかない。なぜなら、この意見書に名を連ねた検察OB自身が財界とズブズブの関係にあるからだ。

まず、意見書を取りまとめた清水氏自身が退官後、公証人を務めたのちに東証一部上場企業の東計電算に監査役として天下っている。また、清水氏と共に法務省に足を運び、意見書を提出した前出の松尾氏は、検事総長経験者だけに天下り先はさらに豪華だ。あのトヨタ自動車をはじめ、旭硝子、ブラザー工業、テレビ東京ホールディングス、損害保険ジャパン、三井物産、セブン銀行、小松製作所の各社に監査役として天下ったほか、日本取引所グループに取締役として迎えられている。

これほど財界にどっぷり浸った2人が、「政財界の不正事犯」も捜査対象にしている検察の独立性の重要さを訴えるというのは、国民をバカにしすぎではないだろうか。
No.1054367+安倍政権は元々、「モリカケ」や「桜を見る会」など様々な疑惑が取り沙汰された中、コロナ対策も不評を買い、さらに検察の人事に関しても不可解な動きをしているので、国民の政権不信が高まるのは当然だ。しかし、その反動により、これまで数々の冤罪を生んできた検察のOBたちが、自分たちの権勢をアピールするかのようなおかしな動きをしていることまでヒーロー扱いされる現在の社会の空気は相当危うい。

▼片岡健(かたおか けん)
全国各地で新旧様々な事件を取材している。原作を手がけた『マンガ「獄中面会物語」』【分冊版】第9話・西口宗宏編(画・塚原洋一/笠倉出版社)が配信中。
No.1054368+
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自分たちこそ自民党も含めた政財界とズブズブ! 検察庁法改正案に反対した検察OBたちの正体 片岡 健
http://www.rokusaisha.com/wp/?p=35245国民的な批判にさらされた検察庁法改正案について、政府・与党はついに今国会での成立を断念した。政権が検察に介入する恐れが指摘された法案が、このコロナ禍のどさくさに紛れて成立することが回避されたのは、とりあえず良かったと言えるだろう。一方、この間に、法案に反対の声を上げた14人の検察OBがヒーロー扱いされる「異常事態」が起きたことも忘れてはならないだろう。筆者はその問題性について、5月18日付けの当欄 http://www.rokusaisha.com/wp/?p=35220 で指摘したが、この件に関して、新たに「深刻な問題」がわかった。それを紹介しておきたい。
No.1054369+◆「天下り」で甘い汁を吸ったのは4人

検察庁法改正案に反対の声をあげた検察OB14人は、法務省に提出した意見書で検察が「政財界の不正事犯」も捜査対象にすることを根拠に、検察の独立性が確保されることの重要性を説いている。それ自体は正論と言えば正論だ。

しかし実際には、この意見書を法務省に提出した元検事総長の松尾邦弘氏、元最高検検事の清水勇男氏の両名が退官後に大企業に天下り、自分たちこそが財界とズブズブになっていたことは5月18日付けの当欄で指摘した通りだ。

では、新たにわかった「深刻な問題」とは何なのか。それは、問題の検察OB14人のうち、前出の松尾氏を含む4人が社外監査役や社外取締役として天下っていた企業がよりによって政権与党の自民党に政治献金をしていた、ということだ。

つまり、この4人は、検察の独立性の重要性を主張しながら、他ならぬ自分たちが検察の捜査対象となりうる政財界の仲間入りを果たし、役員報酬を与えられるなどの甘い汁を吸っていたのである。以下に、その4人の名前と各人の天下り先が自民党にどれほどの政治献金をしていたのかを示す。
No.1054370+なお、ここに示した各社の自民党への献金額は、令和元年11月29日付け官報に掲載された「平成30年分政治資金収支報告書の要旨」において、自民党への献金の受け皿となる政治資金団体「国民政治協会」に対する献金額として記載されていたものだ。また、天下り先の会社名の横の()内は、各人が天下り先で与えられた役職だ。

【1人目:元東京高検検事長・村山弘義氏の天下り先の平成30年の自民党への献金額】
・三菱電機(社外取締役) 2000万円

【2人目:元大阪高検検事長・杉原弘泰氏の天下り先の平成30年の自民党への献金額】
・三菱ケミカルホールディングス(社外監査役) 1000万円 ※献金をした際の名義は、三菱ケミカル

【3人目:元検事総長・松尾邦弘氏の天下り先の平成30年の自民党への献金額】
・トヨタ自動車(社外監査役)   6440万円
・三井物産(社外監査役)     2800万円
・損害保険ジャパン(社外監査役) 1360万円
・小松製作所(社外監査役)    800万円
No.1054371+【4人目:元最高検次長検事・町田幸雄氏の天下り先の平成30年の自民党への献金額】
・三井化学(社外取締役)  250万円
・双日(社外監査役)    1100万円
・みずほ銀行(社外取締役) 2000万円 ※献金をした際の名義は、みずほフィナンシャルグループ

さて、どうだろうか。検察の独立性の重要性を主張する検察OBたちが実際には、自分たちこそ検察の捜査対象となる政財界とズブズブであることが一目瞭然だろう。
No.1054372+◆検察OBたちの天下り先の同業他社が検察の捜査対象に……

ところで、このように、自民党に政治献金をしつつ、大物検察OBたちの天下りを受け入れている企業の名前を見てみると、すぐに気づくことがあるだろう。それは、検察に犯罪を摘発された企業は1社もない、ということだ。

一方で、ここに社名を挙げた検察OBたちの天下り先の同業他社が検察の捜査対象になっている例は散見される。

たとえば、松尾氏の天下り先であるトヨタの同業他社である日産自動車は、会長だったカルロス・ゴーン氏が逮捕、起訴されている。また、あの有名なロッキード事件では、同じく松尾氏の天下り先である三井物産の同業他社である丸紅の元社長らが逮捕、起訴されている。しかも、松尾氏ら検察OBが法務省に提出した意見書では、このロッキード事件を絶賛しているのだから、公正さを疑われても仕方ない。

この問題は深掘りできそうなので、今後も当欄で続報をお伝えしたい。なお、以下に、今回の調査結果のエビデンスを示しておく。
No.1054373+……………………今回の調査結果のエビデンス……………………
【※1】村山弘義氏が三菱電機に天下っているエビデンス
三菱電機株式会社有価証券報告書 第141期(自 平成23年4月1日 至 平成24年3月31日)31ページ
https://www.mitsubishielectric.co.jp/ir/data/negotiable_securities/pdf/141.pdf

【※2】杉原弘泰氏が三菱ケミカルホールディングスに天下っているエビデンス
株式会社三菱ケミカルホールディングス有価証券報告書 第1期(自 平成17年10月3日 至 平成18年3月31日)60ページ
https://www.mitsubishichem-hd.co.jp/ir/pdf/20060705-1.pdf

【※3】松尾邦弘氏がトヨタ自動車、三井物産、損害保険ジャパン、小松製作所の4社に天下っているエビデンス
三井物産株式会社 第93回定時株主総会招集ご通知46ページ
https://www.mitsui.com/jp/ja/ir/library/business/__icsFiles/afieldfile/2015/07/13/ja_93notice.pdf
No.1054374+……………………今回の調査結果のエビデンス……………………
【※4】町田幸雄氏が三井化学、みずほ銀行、双日の3社に天下っているエビデンス
双日株式会社アニュアルレポート2014(2014年3月期)全ページ版 65ページ
https://www.sojitz.com/jp/ir/reports/annual/upload/ar2014j_a.pdf

【※5】上記の検察OB4人が天下った各社が平成30年に政治資金団体「国民政治協会」に献金した金額
平成30年分政治資金収支報告書の要旨(令和元年11月29日付け官報)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000664153.pdf#page=1

▼片岡健(かたおか けん)

全国各地で新旧様々な事件を取材している。原作を手がけた『マンガ「獄中面会物語」』【分冊版】第9話・西口宗宏編(画・塚原洋一/笠倉出版社)が配信中。
No.1056081+
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《河井夫妻事件》反権力がウリの識者たちが「検察の応援団」と化す中、検察捜査への疑念を表明したのが橋下徹氏や堀江貴文氏だという現実 片岡 健 http://rokusaisha.com/wp/?p=35713

No.1056121+>《河井夫妻事件》反権力がウリの識者たちが「検察の応援団」と化す中、検察捜査への疑念を表明したのが橋下徹氏や堀江貴文氏だという現実
堀江は検察によって刑務所に送られたから検察嫌いに決まっているだろう。

彼は私怨を晴らしたいだけですよ。