ニュース表7@2020年07月ふたば保管庫 [戻る]

「被害者意識が強過ぎるんじゃないの?」と思う心には「悪いおじさん」がいる。自分アラートだいじょうぶ?Name名無し20/07/11(土)21:07:56 IP:118.238.*(nuro.jp)No.3786823+ 21日19:36頃消えます 「キモい」(徳島県・10代の女子生徒)

10代女子の言葉に逆上、35歳男性が傷害容疑で逮捕された徳島の事件。2派に分かれたSNSの論争を通して、書評家・豊崎由美は気づいてしまった。わたしの中には「小さなおじさん」がいる! 呆然としながら読んだ『持続可能な魂の利用』(松田青子)にさらに打ちのめされる。ああ、女性のつらさを身に受けて生きてきたはずなのに……。

・ わたしの中の「小さなおじさん」

少し前の話になるけれど、午後10時05分頃、コンビニ前にいた女子高生3人に「うちに来ないか」と声をかけた35歳男性が、「キモい」と言われて逆上し、助けに入った50代男性と女子高生に暴行を働いて連行されるという事件がありました。

ツイッター上では、もちろん35歳男性が全面的に悪いという意見がほとんどだったのですが、それはそれとして「〈キモい〉という言葉の殺傷能力は高いので、使わないほうがよかったのではないか」という内容の発言が多くリツイートされるに至って、
1Name名無し 20/07/11(土)21:08:25 IP:118.238.*(nuro.jp)No.3786825+ 「〈キモい〉やつに〈キモい〉といって何が悪い」「なぜ被害者が批判されなくてはいけないのか」vs「相手の怒りを引き出す言葉は使わないほうがいい」「批判ではなくアドバイスだ」論争が、かなり長きにわたって激しくつづいたのでした。

「夜遅く外出している女子高生が悪い」という類いの酷い被害者非難は言語道断としても、実は初めのうち、わたしは後者派でした。女子高生にとって「キモい」という言葉は恒常的に使う“軽い”言葉で、そのときもとっさに口をついて出てしまったのであろうし、実際、夜遅く10代の女子3人に「うちに来ないか」と声をかける35歳の男は「キモい」以外の何者でもないわけだけれど、結果的に加害者にとっての「キモい」は逆上のスイッチが入るにじゅうぶんなほど殺傷能力の高い言葉であったのだから、女性はこういうケースのときに発する言葉については注意するに越したことはない───そう思ってしまったんです。

それが一転、前者派に変わることができたのはコラムニストの小田嶋隆さんが6月24日に発した次のツイートのおかげです。

https://qjweb.jp/journal/29424/