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東京大学、立教大学などの研究チームは、金星探査機「あかつき」の中間赤外カメラLIRが得たデータを解析し、金星の夜側の雲頂(高度70km付近)における温度構造や雲の動きを調べた。この研究で取り入れられた新たな画像解析手法により、約0.1度というわずかな温度差の分布を可視化することに成功した。 可視化された温度分布の画像には筋状や粒状の模様が見られ、雲の中で生じている未知の気象現象を現しているものと考えられる。これらの模様を追跡することで、雲が昼側では極向きに流れ、夜側では赤道向きに流れる傾向にあることがわかった。夜側の赤道向きに流れる傾向を観測によりとらえたのは今回の研究が世界初であり、理論的に予測される熱潮汐波の性質を裏付ける結果となっている。今後、雲の動きをより精密に解析して風速を求め、熱潮汐波の空間構造を明らかにすることで、熱潮汐波のスーパーローテーションへの影響を見積もるなど、スーパーローテーションのメカニズムの解明へ近づくことが期待される。http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10928_venus |
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>スーパーローテーション >100m/sの強風 近未来の地球である |