ニュース表4@2019年11月ふたば保管庫 [戻る]

「富の格差拡大」は社会を壊す。チリやエクアドルなど南米諸国で頻発するデモの根底にある不平等社会
09日19:26頃消えます  エクアドルやチリで、政府への大規模な抗議デモが起きている。  その根本的な原因は、ラテンアメリカは富の分配が不平等な地域であることだ。  米国のクリントン元大統領政権時の国務長官、マデレーン・オルブライト氏は「汚職と増えている社会の不平等がラテンアメリカの民主主義の脅威である」と30年前に述べていた。

・ 10人に1人が極貧状態

 ラテンアメリカでは10人にひとりが極貧状態にあるという。その数は2002年には5700万人であったのが、15年後には6200万人と増えている。10%の貧困層は分配される富の僅か1.1%しか享受できないのに比較して41.3%の富の分配を授かっているのは10%の富裕層だということになっている。(参照:「El Pais」、「Infobae」)  世銀の調査によると、経済協力開発機構(OECD)に加盟している国は課税が平均して35%に対してラテンアメリカでは20%しかない。また課税によって同機構に加盟している国は富の不平等を17%是正しているのに対し、ラテンアメリカでは僅か3%しかそれに貢献していないという。

 ただ、この数十年でボリビア、エクアドル、ブラジル、エルサルバドル、パナマといった国々では富の不平等は幾分か是正されている。例えば、ボリビアの場合は10%の富裕者と10%の貧困者の富の不平等の差は1999/2000 は149倍の開きがあったのがそれから15年経過した時点でその差は29%まで縮まった。エクアドルは63%が22%まで短縮された。ブラジルは55%から33%、パナマは59%から27%、ペルーは51%から20%といった具合でそれぞれ短縮された。(参照:「Infobae」)

 しかし、そうはいっても、もともと税収による歳入が少ないということから教育や社会生活の改善のための投資が少ない。よって、例えば貧困者の教育へのアクセスや社会保障を享受するといった機会に恵まれていない。それが社会での不平等をさらに煽ることになっている。(参照:「El Observador」)

・ 右派でも左派でも権力は腐敗する

 そのようなことから、政府が一般市民の利益を保護してくれないと考えいる人たちが75%もいるという。だから真の民主主義が施行されていると考えている市民は5%しかいない。そのような事情から社会を是正して貧困者を優遇すると唱えた社会主義の思想をもった政治家がリーダーとして登場するようになるのである。

 ボリビアのエボ・モラレス、エクアドルのラファエル・コレア、ブラジルのルラ・ダ・シルバといった人物が大統領に選ばれて多くの市民から支持を集めたのである。彼らが登場して前述したように確かに不平等は幾分か改善された。しかし、彼らも政権が長期化すると権力の上で胡坐をかくようになり、ラファエル・コレアもルラ・デ・シルバも汚職で、前者はベルギーに亡命し、後者は刑務所に収監されている。エボ・モラレスはつい先日4選で勝利したが、この当選を受けて反対派のデモや暴動が起き、50%以上の有権者は不正選挙で選ばれたと考えているそうだ。

https://hbol.jp/205192?cx_clicks_art_mdl=9_title

飛び火しまくってても
富裕層優遇ばかりで為政者はなーんもしなかったんだよ

>デモの根底にある不平等社会

そーだよ。特に税金や裁判での不平等(特権階級)などはヤバいほど憎悪を集めるよ。 よく覚えておけ。

南米は社会主義の方が合ってんじゃね?
アメリカ人にも選挙とか信じてない人がいるよな。
「ディープステートが許した人間だけが政治家になれる」とか言ってて、
「この人、完全に選挙を信じてないやんw」って人をSNSで見かけるw

金持ちが貧乏人雇って給料払ってるのはどこも変わんねーよ