政治10@2019年11月ふたば保管庫 [戻る]

39022 B
シラク元フランス大統領が死去 86歳 親日家

20年3月頃消えます  【パリ=三井美奈】フランスのジャック・シラク元大統領(1995〜2007年在任)氏が26日、死去した。86歳だった。家族が同日、発表した。死因は明らかにされていないが、アルツハイマー病を患い、療養を続けていた。高松宮殿下記念世界文化賞に国際顧問として長く関わり、大統領就任後は名誉顧問を務めていた。

 戦後のフランス保守派を代表するシャルル・ドゴール大統領の路線を受け継ぎ、米国に対抗する独自外交を重視。2003年、米国主導のイラク戦争開戦に、ドイツと共に反対した。日本文化の愛好家で、訪日は公私合わせて40回以上。2011年にアルツハイマー病を患っていると報じられた。

 パリ生まれ。高級官僚養成校の国立行政学院(ENA)を経て会計検査官に。67年に国民議会(下院)議員に初当選し、農相、内相などを経て74〜76年に首相に就任。ドゴール派を結集する政党「共和国連合」を創設した。77年から18年間、パリ市長を務めた。

 81年と88年の大統領選に出馬したが、落選。86年、社会党のミッテラン大統領の「保革共存」政権で再び首相となった

46746 B
 95年、3度目の挑戦で大統領選に勝利。南太平洋ムルロア環礁で核実験を強行し、国際社会の非難を浴びた。2005年、欧州連合(EU)の欧州憲法批准の是非を国民投票にかけて否決され、3期目出馬を断念した。
 大相撲の愛好家で、1986年には首相、95年には大統領として大相撲パリ公演を実現。大相撲に「フランス大統領杯」を創設し、現在の「日仏友好杯」として受け継がれた。2011年、パリ市長時代に市が職員を架空に雇った罪で執行猶予付き禁錮刑判決を受けた。https://www.sankei.com/life/news/190926/lif1909260033-n1.html