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宮家)第二回米朝首脳会談が物別れに終わって、韓国からすればモメンタム(=運動量、はずみ)がまさに消えて行こうとしているわけですから、ここは必死にアメリカとの関係を維持しながら、いままでのラインに戻したい。直接対話をやってトップダウンで決めて行きましょう、南北はちゃんとやりますと、自分の書いたシナリオに戻そうとしているのだと思います。よく読んでみると、北の代弁みたいなこともやっているようです。 北朝鮮はこの間の決裂のショックから立ち直ろうとしているのか、人事を変えてみたり、秋波を送ってみたり、あまり強硬なことは言わないで慎重に動いています。もう1回首脳会談をやってみたいと思っているのでしょう。そうでないとアメリカの経済制裁がこのまま続いて、行き詰まってしまいますから。 米韓首脳会談〜韓国が米との関係を維持することは難しい 文在寅大統領の負ったダメージは大きい〜簡単に元のトラックには戻れない |
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宮家)前にもこの比喩は申し上げたけれど、前回はサラミをスライスしすぎて、あまりにも薄くて誰も食えなかったという話ですから、今度もしやるとしたら、3度目の首脳会談では相当分厚いサラミを切らなくてはいけない。「それをできるのか」ということだと思います。 状況として韓国は何とか首の皮一枚でつながっている。とにかくこれまでのやり方をトランプさんには説得できたと。しかし北朝鮮との関係はおかしいのではないかと思っている人は、トランプさん以外にもアメリカ政府のなかに腐るほどいるわけです。文在寅さんも頑張ったかもしれないけれど、彼の思惑通り米朝交渉を元のトラックに戻せたかどうかと言えば、まだまだ未知数ではないでしょうか。ダメージは相当大きいと思います。 飯田)サラミを切る、すなわち北朝鮮がアメリカに対して譲歩する、非核化についてですよね。 >続く https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190430-00010032-nshaberu-int |