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米韓首脳会談〜韓国が米との関係を維持することは難しい

07日23:16頃消えます 4/30(火) 22:20配信

ニッポン放送

外交評論家・キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦がニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(4月12日放送)に出演。ホワイトハウスで米韓首脳会談が行われたニュースについて解説した。

米韓首脳会談〜韓国が米との関係を維持することは難しい

韓国の文在寅大統領は、日本時間で4月12日未明からトランプ大統領とホワイトハウスで会談。両氏が顔を合わせるのは北朝鮮の非核化を巡る2月末の米朝首脳会談が物別れに終わって以降初めて。トランプ大統領は会談のなかで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との対話の窓は常に開いていると強調している。

飯田)3度目の米朝首脳会談の可能性についてトランプ氏はあり得ると言っている一方で、文在寅大統領は南北首脳会談を進める計画をトランプ大統領に説明したということです。

宮家)第二回米朝首脳会談が物別れに終わって、韓国からすればモメンタム(=運動量、はずみ)がまさに消えて行こうとしているわけですから、ここは必死にアメリカとの関係を維持しながら、いままでのラインに戻したい。直接対話をやってトップダウンで決めて行きましょう、南北はちゃんとやりますと、自分の書いたシナリオに戻そうとしているのだと思います。よく読んでみると、北の代弁みたいなこともやっているようです。

北朝鮮はこの間の決裂のショックから立ち直ろうとしているのか、人事を変えてみたり、秋波を送ってみたり、あまり強硬なことは言わないで慎重に動いています。もう1回首脳会談をやってみたいと思っているのでしょう。そうでないとアメリカの経済制裁がこのまま続いて、行き詰まってしまいますから。

米韓首脳会談〜韓国が米との関係を維持することは難しい

文在寅大統領の負ったダメージは大きい〜簡単に元のトラックには戻れない

宮家)前にもこの比喩は申し上げたけれど、前回はサラミをスライスしすぎて、あまりにも薄くて誰も食えなかったという話ですから、今度もしやるとしたら、3度目の首脳会談では相当分厚いサラミを切らなくてはいけない。「それをできるのか」ということだと思います。

状況として韓国は何とか首の皮一枚でつながっている。とにかくこれまでのやり方をトランプさんには説得できたと。しかし北朝鮮との関係はおかしいのではないかと思っている人は、トランプさん以外にもアメリカ政府のなかに腐るほどいるわけです。文在寅さんも頑張ったかもしれないけれど、彼の思惑通り米朝交渉を元のトラックに戻せたかどうかと言えば、まだまだ未知数ではないでしょうか。ダメージは相当大きいと思います。

飯田)サラミを切る、すなわち北朝鮮がアメリカに対して譲歩する、非核化についてですよね。

>続く

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190430-00010032-nshaberu-int