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そして私は冷静な観客を装いつつ、エロい社会がやってくる予感にわくわくどきどきしていたのです。もしかしたらグラビア写真のような女性が町を闊歩するようになるのではと妄想が止まりませんでした。 ところが、私の期待を裏切り、エロい社会はいつまでたってもやってきませんでした。かつての名残でコンビニにはあいかわらずエロい本があふれています。それなのに、社会はちっともエロくなりません。そして冒頭で紹介したとおり、ついにコンビニはエロ本からの撤退を発表してしまいました。国破れて山河あり、です。一体これはどうしたことなのでしょうか? しかし冷静になって考えてみるとこの現象は今に始まったことではないのかもしれません。江戸時代の若者たちも春画を前にきっと私と同じ夢を見たのでしょう。 そしてようやく気が付きました。エロにもホメオスタシス(恒常性)があるのかもしれないと。 |
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・ 社会のエロ化を相殺するホメオスタシス ホメオスタシスとは、体外の変化に対して体内の状態を一定に保とうとする働きのことです。具体的には体外の気温の上昇で体温が上がり暑くなった場合、汗をかいて体内の体温を下げようとする作用のことなどです。 そして私たちの社会も、どうやらそれに近い均衡を保っているようです。エロにも過剰な変化を相殺するホメオスタシスがある。だからエロい社会はいつまでたってもやって来なかった。そのように考えることができます。 ・ 存在が実証された「エロスタシス」 しかし私たちの体と違って人間のエロ社会化では人為的な法規制が無視できません。法規制とホメオスタシス(エロスタシス)。いったいどちらがより強くエロの維持に関わっているのでしょうか。 |
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それを知るチャンスは意外と早く訪れました。インターネットです。 それまでに登場したエロ(ヘアヌードや過激なビデオ)はすべて法規制の下で検閲されていましたが、インターネットの登場で法規制の目が届かないところで過激なエロが一気に手元にあふれる事態となりました。 もし法規制だけが社会のエロを保ってきたのであれば、法規制と無関係に流入する過激なエロによって社会のエロバランスは崩れるはず。 一方、もしエロスタシスが存在するのであれば、エロの増大を打ち消すかような力が自然に働き、エロバランスは保たれるはずです。 実験の結果はどうだったか。グラビア女性が歩き回る事も、裸の男性が歩き回ることもありませんでした。エロスタシスは存在したのです。 |
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・ 今回のまとめ 法規制を無視してエロが流入しても、私たちがエロくなることはありません。同じように私たち自身が変わってしまうかのように主張される「同性婚」や「ジェンダーフリー」「女性躍進」を推進しても私たちが変わることはありません。「セクシャルスタシス」や「フェミニスタシス」が均衡を保つでしょう。その心配も多様性に寛容な未来から見ればきっと冗談にしか聞こえなくなるはずです。「2010年代、同性婚を認めると問題が起きるかのように心配されていた」と。 https://www.nippon.com/ja/currents/d00407/ |
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これだけ変わっても 変わったことを認めないのか |
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単なる均衡論か。 均衡論は割と色んな所に出てくるが構造を説明するには単純すぎてなぁ。 |
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ホメオスタシスか何かは知らないが、世の中規制されてこそ 「エロい!」という事もあるんだよwww |
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というかね。 発情期が季節によらず、年中いつでも一時的に発情できて、メスの個体の月経周期も正確には本人にもわからない(今はある程度わかるが)という種は哺乳類でも人間ぐらいのものよ。 さらに、性交に結びつく様々な概念や行為、形状を言葉を通じて更に妄想をふくらませる事ができるのも人間の特徴。 フェティズムや性対象倒錯などの執着やイレギュラーに意味をもたせられるのも人間の特権。 そういう意味では、地球上のあらゆる生命においてエロの頂点に立ってるのが人間。 均衡論もある程度の傾向は説明しているけど、ある種の社会的制限として主要だと思われるのは、法による規制と文化の自然法的な制限だよ。 均衡論的に、「過激になりすぎると忌避意識のようなブレーキが働く仕組みが自然に備わっている」という理屈だけでは説明に説得力が弱い。 なんだかんだで、「その時代の『法』と『文化』に許容されるか否か」というのが均衡論よりも大きな制限となっている。 理系男子が言ってるからと言って、なんでも持ち上げちゃ駄目よ。 |
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>「2010年代、同性婚を認めると問題が起きるかのように心配されていた」と。 なんだ?この締め方は…? |
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