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中国の建国記念日を祝う日本、中国人客は「まるで中国にいるかのような錯覚」

 10月1日は中華人民共和国の建国記念日に当たる祝日となり、多くの企業や学校は1週間の休みとなる。中国メディアの捜狐は2日、国慶節の大型連休中に中国人旅行客が大量に訪れることを見込んだ日本の観光業界が行った準備について紹介する記事を掲載し、「日本中が国慶節ムードになっていて、まるで中国に戻ってきたかのような錯覚すら抱く」と驚きを示す記事を掲載した。
 中国では2018年の国慶節に出国する旅行者が過去最高の700万人に達すると予想されており、特に日本は渡航先ランキングで人気第1位となった。記事は、こうした予測を受けて、日本では国慶節に来日する中国人旅行客に対応する準備がなされたことを伝えた。
 続けて、日本を訪れた中国人旅行客は駅の構内やデパートなど至る場所で、中国語で書かれた「慶祝国慶」という国慶節をお祝いする文字を目にし、「まるで中国に帰国したかのような感覚になった」と驚きを示すと紹介。
http://news.searchina.net/id/1668653?page=1

賑やかなお祝いムードを好む中国人は、中国でもこの時期に赤い提灯の飾り付けをしたり、国慶節を祝うポスターを至る所に大きく掲げるゆえ、日本の飾り付けを見て驚きを感じると同時に「日本人が中国の建国記念日を歓迎しているようにも見える」と指摘した。
 他にも、日本で買い物をする際の支払い方法にも変化が見られるとし、過去は現金の他にデビットカードでの支払い方法しか選択できなかったのが、近年ではコンビニエンスストアでも中国で普及しているモバイル決済が使えるようになったと指摘し、日本は中国人旅行客の消費を取り込もうと躍起になっていると論じた。
 一方で記事は国慶節の日本の祝い方について、「販売促進効果を狙った宣伝であり、2月11日の日本の建国記念日はこうした祝い方はしない」と指摘した。また、日中両国にはお互いを快く思わない人が一部いることを認めつつも、偏見を持たずに見ると「日本人が中国の祝日、国慶節を歓迎しているというのは意義深いことだ」と伝えている。(編集担当:村山健二)

日本人が買わないから仕方がない