定員超過で留学生165人退学の大阪の専門学校、昨年も194人退学
大阪市天王寺区の観光系の専門学校「日中文化芸術専門学校」が大阪府や大阪入国管理局に定員超過を指摘され、今年入学したベトナム人留学生らが退学になった問題で、同校で昨年度も留学生ら194人が退学していたことが26日、府への取材で分かった。学校側は府に「学生の進路変更や学業不振」などと説明しているが、府は対応や管理に問題がなかったか調査する。
府によると、学校には昨年418人の定員を大幅に上回る約560人が在籍。府は昨年10月、定員超過の是正を求めており、退学によって超過分を抑制する意図がなかったかどうかも調べる。
学校には今年4月にも留学生ら294人が入学して定員超過となり、165人が退学していたことが判明している。
大阪入国管理局は今年に入り、定員超過を理由に在留資格の更新を認めないことがあると通告。
学校は取材に「大阪府の調査に協力し、指導に基づいて改善したい」とした。
https://www.sankei.com/west/news/180926/wst1809260037-n1.html