【岡野一族】スルガ銀行、創業家の関連企業に500億円融資 金融庁が問題視
スルガ銀行で1兆円の不適切融資 ボーナスで奨励
かぼちゃの馬車シェアハウス融資をきっかけに
スルガ銀行に関する不適切な行為が次々に判明している。
8月21日に第三者委員会が発表した報告書では、
不適切な融資の総額は1兆円に及んでいた。
審査資料の改ざんなどを行っていたのは
シェアハウス、アパート、マンションなどの投資用不動産だった。
スルガ銀行の融資総額は3兆1500億円で、
投資用不動産が約2兆円、その半分が不適切な融資だった。
スルガ銀行では不動産投資への融資を
「住宅ローン」として公表し実際より少なく見せかけていました。
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO34908820T00C18A9EE9000
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物件価格を1億1000万円と契約書に書いて1億円を融資
スルガ銀行の社内規則では物件価格の90%までしか 融資しないことになっていたが、物件価格を高く書くことで全額融資していた。例えば1億円の物件には本来なら9000万円しか融資しないが、物件価格を1億1000万円と契約書に書いて1億円を融資していた。販売業者と融資希望者が交わす契約書には本当の金額を書くが、スルガ銀行との契約書では水増しが行われた。 |
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水増しはスルガ銀行行員も承知していて、 スルガ銀行をだましていた訳ではなかった。改ざんしたのは物件価格だけではなく、中古の投資物件の運営状況などでも行っていました。中古アパート購入への融資の場合は、入居率や家賃収入を実際より良く記載していました。賃貸アパートでは入居率と家賃収入が重要だが、これをごまかせば優良物件に見せかけることができる。 |
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融資金額が行員のボーナスに直結する奨励制度の存在
さらにシェアハウス騒動では、融資希望者の年収や 預貯金残高を水増ししていたという告発もされていました。こうした行為も行員が承知の上で行われていて、むしろスルガ銀行側が融資を行うためにこうした手法を勧めていた。スルガ銀行では元社員が顧客の預金を不正に流用していたのも発覚しています。こうした過剰な融資が行われた背景には、融資金額が行員のボーナスに直結する奨励制度の存在があった。融資の契約額によってボーナスが月給の4か月分から1年分まで積み増しされた。融資額が少ない行員はボーナス4か月だが、融資額が多い行員は1年分支給されていました。 |
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10億円→30億円→50億円→報道が途切れる→500億円new |
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スルガ銀は1895年の設立で、岡野光喜会長(73)まで代々創業家の岡野家がトップを務めてきた。
銀行が創業家の関連企業に融資すること自体は問題ないが、一部で資金の使い道が不透明な例も見つかった。金融庁は関連企業による資金の使われ方に加え、銀行の融資条件が適切だったかどうか |
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経営能力がない会社は整理していかなければならないよ |