良い夢見れたかしら？　随分と久方ぶりに聞こえる呑気な声だが答えられるまでにはまだまだ時間が掛かりそうだった
瞳が開くと同時に上半身が跳ね起きる　何もしていない筈なのに苦しくて仕方がない　はっ　はっと荒い息を吐いているうちに汗でべっとりと張り付いた前髪の鬱陶しさに気が付く
見知らぬ部屋だ　白く清潔で　無機質で寂しく　静寂で美しい　天井も壁も扉も電子機器も何もかもが白い部屋　けれどもさっきまで居たあの異界とは決定的に違うことがある
扉の近くに置かれた椅子に座りながら読書を嗜む女性の姿をした妖怪がじっとこちらを見つめておはようと微笑む――ああ　私は生きているのだと漠然とした感想を抱いたのはその時である
修理業者によって死に体の私が発見されてから三時間が経ったらしい　脈がないまま緊急搬送　死亡確認の後に突如生き返ったとのことである
生と死の境界を弄ったのだろう　あらゆる意味で不可侵の一線を容易く陵辱した紫はそっと私を抱き寄せれば無垢な童女のように囁く
「ねぇ　楽しかった？」
私を見殺しにしたのねと囁き返せば　嬉しそうに抱きしめられた削除された記事が1件あります.見る

…	昨日終わらせるはずだったけれど諸般の事情（筆が乗らない）で持ち越したんだねぇ　これにて宇佐見蓮子の冥界紀行編は終わり　まとめは今日張るんだねぇとっしー

…	夢じゃなくてマジで死んでたのか…… ゆかりんが実に妖怪っぽいな

…	ここの紫は紫と秘封の架け橋とされるメリーがいない状況で蓮子をターゲットにして行動してるのが何考えてるかわからなくて不気味 蓮子とのじゃれ合いを楽しんでるようにも見える

…	修理業者の四文字で一瞬蓮子がサイボーグだったのかと勘違いしてしまった

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…	てっきりそういう世界観なのかと

…	夏なのでホラー風味なのを書いてみたかったけどなんか違うのになった気がする そして夏の添い寝を書いた次の日に蓮子ちゃん死んでるんじゃない？　って考えてしまったのは暑さのせいだよ そして今週のまとめ　いつもの裏はありません 修正したよ　sq105578.txt

…	ナイスまとめ 何日か見逃してたけど続いてたんだな 紫が出てきてない日があるけどこれって蓮子がピンチの時間帯なのよね 紫自身はどう思っていたんだろう