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補助金出したのに…関空航路休止に3市強く反発

淡路関空ライン(本社・兵庫県洲本市)は5日、関西空港と淡路島の洲本港を結ぶ高速船の運航を14日から休止すると発表した。昨年7月9日に就航したが、利用者が想定を大幅に下回り、わずか1年で休止に追い込まれた。

関空と淡路島を結ぶ航路は、1998年の明石海峡大橋開通や高速バスとの競合で2007年に休止したが、インバウンド(訪日外国人)の増加を見込んで10年ぶりに復活し、1日5往復10便を運航。しかし年間約9万6000人と見込んだ利用者は6月現在、約1万7400人にとどまり、1年間で赤字が1億5000万円を超えた。

6月に国土交通省に航路の休止届を提出。減便して小型船による航路の存続も探ったが、経営好転の見通しが立たないとして断念した。淡路関空ラインはこの日午前、地元の洲本、淡路、南あわじの3市の担当者に運航継続を断念したことを説明。3市などは淡路関空ラインに今春、計6000万円の補助金を支給しており、強く反発している。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180705-00050068-yom-bus_all