経済@ふたば保管庫 [戻る]

16337 B
6月の日銀短観は5年半ぶりに2期連続で悪化

日銀が2日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が前回3月調査から3ポイント下落のプラス21だった。平成24年12月以来5年半ぶりとなる2四半期連続の悪化で、景気拡大の足踏みが鮮明となった。原材料価格の高騰や人手不足が企業心理を冷え込ませた。
 3カ月後を示す「先行き」はプラス21で横ばいを見込む。高水準を依然維持してはいるが、トランプ米政権の保護主義的な通商政策による貿易摩擦の懸念が影を落としている。
 最近の大企業製造業では石油・石炭製品が13ポイントの大幅下落だった他、自動車が7ポイント、業務用機械が5ポイントそれぞれ下落するなど、素材業種と加工業種いずれも悪化した。
 大企業製造業の事業計画の前提となる平成30年度の想定為替レートは1ドル=107円26銭と前回調査から2円40銭円高に振れ、輸出企業の懸念材料になる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00000509-san-bus_all

 一方、大企業非製造業の景況感は1ポイント上昇のプラス24で4四半期ぶりに改善した。対個人サービスが10ポイント、宿泊・飲食サービスも8ポイント上昇するなど需要が堅調だった。
 多くの業種では人手不足への対応が引き続き課題だが、雇用者数を「過剰」と回答した企業の割合から「不足」と回答した割合を差し引いた雇用人員判断DIは、全規模全産業で2ポイント上昇のマイナス32となり、8四半期ぶりに改善した。
 業況判断DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を差し引いた数値。調査は5月29日〜6月29日に実施し約1万社が回答した。

トヨタが車の税金を安くしろといってるのも売れ行きに関係してるのだろうな