武田修宏氏「日本“よくやった”だけではダメだね」

【武田修宏の直言！！】（ロシアＷ杯決勝トーナメント１回戦：日本２―３ベルギー）惜しい試合だったけど、日本とすれば精一杯だったかな。延長戦に入っていたとしても、体力、戦術的に厳しく負けていたと思う。とはいえ組織的に守り、連動して攻撃もできていた。それでもひっくり返されるんだから、ベルギーは「世界最強」と言ってもいいんじゃないかな。

　日本は前半から出て行くしかなかったが、その流れで後半に２点を取れた。原口の先制点、乾の追加点は日本の持ち味が十分に出たもので、世界に通用する形だった。ベルギーの弱点だった３バックの横を狙って、少ないチャンスをものにした。世界的名手のＧＫクルトワから奪った得点だけに価値はあるよ。

　しかし厳しいことを言えば、今大会は初戦のコロンビア戦で挙げた１勝だけ。まだ世界との差はかけ離れていると言わざるを得ないね。ベルギーは交代選手が共に点を取ったように、選手層にも大きな差がある。これを埋めるには、Ｊリーグ勢が日本代表に１０人くらい入れるようにならないといけないよ。

　

…	日本代表選手たちはよくやった。でも結果が全てのプロの世界だから“よくやった”だけではダメだね。目指すべきところはまだ上にある。 　（元日本代表ＦＷ） https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180703-00000038-tospoweb-socc