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ステルス機でも簡単に捕捉できる「量子レーダー」の開発が世界各国で進む

特殊な形状と表面塗装によってレーダー波の反射を
防ぐことで敵に存在を捕捉されにくくする「ステルス技術」は、
近年の国防において非常に重要な位置を占めています。
しかし、各国で研究が進められている
新しいレーダー技術「量子レーダー」は
そんなステルス機でさえいとも簡単に
見つけてしまうことが可能になると考えられています。
対象物に電波を発射して、その反射波を測定することで
対象物までの距離や方位を知ることができるレーダーは、
1941年にイギリス軍によって実用化されました。
その後、敵の状況を知る索敵(さくてき)のための重要な方法としてだけでなく、
航空機や船舶の安全を守るためにレーダーは使われ続けています。
https://phys.org/news/2018-04-quantum-radar-expose-stealth-aircraft.html
量子エンタングルメント
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一方、研究が進められている量子レーダーは、
距離の離れた2つの光子の間にテレパシーのような力が働いて同じ状態になる 「量子エンタングルメント」と呼ばれる光の現象を利用することで、離れた場所にある物体の存在を知るというもの。 対象物に向けて照射した光子が対象物によって影響を受けると、その変化が手元に残しておいた光子にも現れます。 つまり、量子レーダーは信号波の反射を観測する必要がなくなるために、 どんな高性能なステルス機であっても確実にその存在を知ることができるというわけです。 この研究は世界中で行われており、 日本の玉川大学量子情報科学研究所では「スクイーズド光」と呼ばれる光を使うことで、 霧や雨などの悪天候にも強い量子レーダーの研究が進められています。

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中国でも研究は進められており、ステルス戦闘機
「F35」でさえも捕捉できる量子レーダーの研究に余念がない模様。 中国に限らず、全く新しい概念による超高性能レーダーが実戦配備されることになると、 軍備の在り方そのものが大きく変化することになるのは間違いありません。 カナダのウォータールー大学でも量子レーダーの研究が進められています。 同校のInstitute for Quantum Computing(量子コンピューティング研究所)に在籍するジョナサン・バー教授は 「北極海においては、磁気嵐や太陽フレアのような宇宙の気候がレーダーの観測に大きな影響を及ぼすために 対象物の認識が難しくなることがあります」
量子を精製できるようにすることが目標
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「従来のレーダーから量子レーダーに移行することで、
このようなノイズの問題を解消するだけでなく、 捕捉されることを防ぐよう設計された対象物を認識できるようにすることが望まれています」と述べています。 しかし、量子レーダーはまだまだ研究室で再現が可能なレベルにとどまっているとのこと。 バー氏は「ボタンを押すだけで、 対象物を捕捉するに十分な量の『もつれ状態』にある量子を精製できるようにすることが目標です」と語っています。 カナダ政府は国防省に属するAll Domain Situational Awareness (ADSA) Science & Technologyプログラムに 270万カナダドル(約2億3000万円)の予算を充て、この分野の研究を進めています。

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北極海を隔ててロシアと面しているアメリカとカナダは、
アラスカからニューファンドランド島の地域をカバーする54基のレーダーからなる防衛システム 「North Warning System」を運用しています。 しかしこのレーダーは2025年に運用期限を迎える予定となっているとのこと。 バー氏は「このプロジェクトは、 量子レーダーを研究室レベルから実践へと進めるための技術開発を可能にするものです。 私たちの国防に関する考え方が変わることになるでしょう」と述べています。

反射ではなく量子を精製し空間の質量を観測する
理屈はわかるのですが開発には相当時間がかかりそうですね

どうやって光子を手元に残しておくのだろう?
光子は光速度で移動するものだが…

光子の保存は実験では成功しているようね。実用化するのはもっと先のことだろうけど。
https://wired.jp/2005/10/05/%E3%80%8C%E5%85%89%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%AD%98%E3%80%8D%E3%81%AB%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%80%81%E9%87%8F%E5%AD%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%AB/

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つまり、分かりやすく言えば光子力のことかー(いや違…)


常温核融合のプラズマ状態封じ込め方法みたいにどっかでえらい足踏みしそう

量子通信の技術と同じ部分あるのかな?
当時一番進んでいたけど金が無かったヨーロッパの教授を中国に連れてきて量子暗号通信を完成させたと聞く
同じような要素で完成させられるなら
日本も力入れないと差が開く

>反射ではなく量子を精製し空間の質量を観測する
量子とかよく分からないけど逆にステルス側でステルス量子を
出して(某ロボアニメ的)欺瞞する方が手っ取り早いんじゃ…
と思った

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計算がすごく早いらしい


雪風の空間反応を連想してしまう

>雪風の空間反応を連想してしまう

あれは機体が押しのける大気の動きを探知するんだっけ?
どれだけ高度なステルス性能をもっていても、そこに「物理的に存在する」事だけは事実として動かないから、それを探知しちゃえばいいじゃないか、と。
昨今の無人機技術の発展しかり、もはやSFだよ...

量子なんとかは原理からしてさっぱり理解できない
アインシュタインにも不評だった

つまりMIMOなんて研究に金つぎ込んでるようだと時代遅れになるよってことなんかね

とりあえず実用化までの穴埋めとして必要だと思うんですけど

>アインシュタインにも不評だった
アインシュタインの提唱した理論をベースに量子論って生まれたから複雑な気分だったろうなぁ
彼は古典的な決定論者(結果は最初から決まっている。観測するまでどちらかわからないなんて許せない)だしな

>つまりMIMOなんて研究に金つぎ込んでるようだと時代遅れになるよってことなんかね
どんな形で次の技術に貢献するかは分からないから着実に研究していく以外無いだろうけどな

というか、この技術ってアインシュタインが「これが量子力学の矛盾だ!どうだ!」と提示したEPRパラドックスをモロに利用したモノだからなあ。

パラドックスとして提示したモノが本当に現実の現象としてあった事例だから。

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本文無し


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本文無し


MIMOは基礎技術が確立してる技術の応用だから現実性ある
保守的な日本が実機作って開発してるぐらいには…量子に関してはまだまだ先の話
というか日本も大学で研究はかなり進んでるから基礎技術が確立して現実性が出たらレーダーに転用するとかいう話になるんじゃないかな
>雪風の空間反応を連想してしまう
これは日本は次世代の潜水艦探知レーダーの研究でやってる
常時発生する海面の波というクラッターの中に海面下を巨大な物体が移動すれば余波が発生するので
その僅かな揺れをレーダーで探知して潜水状態の潜水艦をレーダー探知しようって取組

それはよく言われるけど研究広報みたいなpdfはあるんですけ?
いや水中の波はエネルギーの疎密波なんだからそれなら音として検知できるわけで
音で捉えられないなら水面波として発生しないんじゃ?って思ったから
バックグラウンド自体ランダムな自然波があるわけだし

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13175719193

量子コンピューターでの計算ですからかなり難しいと思っていたらこういう応用もあるのか。